4月17日-19日
妻有研修/第6回十日町病院研究会 開催

2009年の活動報告

今回の研修では、やさしい美術プロジェクトメンバーのほか、本学視覚伝達デザインコースの学生により結成されたデザインプロジェクト「でんでん」メンバーの総勢17名が参加。過去最高の研究会参加人数となった。
「でんでん」は、当プロジェクトと連携して、大地の芸術祭期間中の院内各所や地域への活動発信の場「やさしい家」での広報や展示表示などのデザインを行っていく。

一日目は、第6回十日町病院研究会を開催。十日町研究会では、「作品プラン」「デザインプラン」という二つの企画展開に分け提案を行う。今回「作品プラン」からは8つ、「デザインプラン」からは6つの企画案が上がった。
参加メンバーたちは、発表時間が1作品につき5分という短い時間の中で、自分たちの企画を病院職員に的確に説明するため、試作品やスケッチなどを使って提案。職員もメンバーたちの提案に最大限に応えるように素材や設置方法などのアドバイスを行なった。

二日目は、十日町病院内や十日町を見学。訪れたでんでんメンバーの多くが初めての訪問となった。また、制作が進行中のメンバーは独自に院内で展示場所などの採寸や仮設置を実施したり、十日町市内の取材を行った。
夜には、やさしい美術プロジェクトメンバーとディレクター高橋とで「やさしい家」での展示についての話し合う。となりで自主的に話し合うでんでんに触発されながらのミーティングとなった。

三日目は三省地区にある美人林と森や学校キョロロ、松代地区の農舞台で行なわれる企画展を鑑賞。メンバーたちは過去のトリエンナーレ作品や自然に触発されながら次回の研究会での発表に備える。