2月26日〜3月2日
新潟県立十日町病院 小児科待合室 ドローイング制作

2017年の活動報告

 

この度新しく建設された新潟県立十日町病院 小児科待合室の壁面および窓ガラスにドローイング制作を行った。

『人と絵画が交わる風景』と題されたこの作品は、待合室の椅子にすわる人、通りすぎる人のシルエットで空白をぬきとり、その周りにドローイングを施すことで人の所在と絵画的な世界が交わることを意図している。

 

待合室に訪れた人は、人型の空白に自身を重ねて絵画の一部になったり、向き合ったり、また絵画の一部となっている人を眺めたりなど、様々な形で人と人、人と空間が対話する。

 

「関係作り」が重要なテーマと考える十日町病院では、病院の職員さんやご家族、そして小児科を訪れていた利用者の方々にご協力いただき、人型のトレースを行った。

 

 

この作品は構図や全体像を決めずに即興で描く制作方法を採用し、やさしい美術チームのメンバー間や十日町の方々との出会いや交流をドローイングに織り交ぜていった。

5日間におよぶ制作期間のなかで通りかかる多くの地元の方々とお話しする機会があり、「関係性」が深まった。

 

制作を見ていた病院の職員さんから描く窓ガラス面の追加の提案があったり、利用者さんと一緒に描いたりなど想定より多くの交流が広がり、その交流の広がりと深まりが作品へと結実した。