活動概要

活動概要イメージ

プロジェクトメンバーが病院に行きます

病院訪問見学会

病院内を隈無く歩き、雰囲気や空間の特徴などを調査します。どのような作品や活動が病院に提案できるのか可能性を探ります。

患者さんインタビュー

病院でどのように過ごし、何を感じているのか、患者さんとお話をして取材します。また、地域に伝わる伝承、四季折々の草花、病院での過ごし方などを聞き、制作に活かして行きます。メンバーとっては患者さんの日々感じている「痛み」に直に触れる場となり、こうしたコミュニケーションを通してそれぞれのテーマを発見して行きます。

アンケート調査

病院内適所にアンケートボックスを設置したり、病院スタッフの皆さんにアンケートを配付してアンケート調査をします。客観的なデータを集め意見を募り、作品制作のヒントを収集します。

病院がある地域の文化を教えてください

フィールドワーク

当病院の立地する周辺の地域をより深く知るためにフィールドワーク(地域調査)を行います。その地域の特徴的な文化や伝承、人々の暮らしに触れ、病院にいる皆さんと親密な関係を築いて行きます。

一緒に考えて行きましょう

研究会

研究会とは毎月1回行われる、病院サイドの委員会(院長のマネージメントによる医師、看護師らで組織された委員会)とやさしい美術プロジェクトとのミーティングです。メンバーからの作品案や企画案はここでメンバー自らプレゼンテーションし、検討します。病棟や部署ごとの患者さんの状況や展示時の危険性、患者さんの心の動きなど多岐にわたって意見を交わす場となっています。

作品を制作し、病院に設置します

ワークショップ

作品制作はやさしい美術プロジェクトが一方的に制作するものばかりではなく、病院との協働で制作する、「ワークショップ」の形式をとる場合もあります。鑑賞の対象となる作品のほかに院内の職員と患者さんの関係づくりに寄与したり、地域との結びつきを作品で表現して、より人々に寄り添う作品や企画を実現して行きます。

コミュニケーションツールになる作品

見て楽しむだけではなく、触ったり動かすことができたり、人と人、人と病院環境を繋げる、コミュニケーションのツールにもなる作品を考案します。病院の待ち合い時間の質を改善する効果も期待されています。

共同開発

ベッドサイドのマルチボードの開発や、病室などのサイン計画等を病院サイドとプロジェクトの共同で考案、開発します。

病院から文化発信を

病院が位置する周辺地域にやさしい美術プロジェクトの活動の様子を伝える情報誌や記録誌を発行します。地域の文化や伝承を取材し、そのすばらしさを全国に知らせ、病院を核にした文化発信を目指します。

活動の成果を発表します

活動報告会、シンポジウム

やさしい美術プロジェクトの取り組み内容を病院や学内外で発表しています。今後はこの「活動報告会」を広く公開し、名古屋造形大学教員や病院関係者などによる「評価委員会」で批評・評価します。さらにプロジェクト活動を多角的に捉え、社会活動として位置づけるために美術・デザイン分野、医療分野の様々な領域の専門家を集め、シンポジウムの開催を計画しています。

活動概要イメージ1

活動概要イメージ2

活動概要イメージ3

活動概要イメージ4

活動概要イメージ5

活動概要イメージ6