7月31日
第2回足助病院研究会 開催/「Morigami並木道」「コトバノみくじ」搬入

2009年の活動報告

今年度第2回目となる足助病院との研究会が行われた。今回の研究会では1作品の経過報告と3作品の企画、またやさしい美術プロデュース「森をつくるおりがみMorigami」(井藤由紀子:視覚伝達D・卒業生)の搬入報告を行った。

6月12日に搬入した芳賀紗織(視覚伝達D・2年)の布製作品「?クッション(はてなクッション)」の追加作品とアンケートボックスの入れ替え報告をした。
アンケートより「作品表面の配色をもっと明るめにした方が良い」との意見があがった。アンケートボックスについてはもっとボックス自体の存在が分かるよう、設置方法の検討が必要とされた。

Morigami並木道を1階と2階廊下窓枠の5カ所へ設置。約150本のMorigamiを植え、並木道をしつらえた。職員さんからの「内視鏡検査待ちの処置室で下剤を飲み、不安な時間を過ごす中で折り紙を折るのは効果的なのでは。」というご提案をいただき、キットは内視鏡検査待ちの処置室と売店前へ設置した。

研究会後は、内科処置室内天窓の古川陽介(日本画・2年)の絵画作品「森ラックス」を秋の新作入れ替えに向けて一旦搬出。また天野 入華(交流造形・4年)の配布型作品「コトバノツブ」「コトバノみくじ」の搬入が行われた。

小児科へ設置する作品では、子どもたちが興味を持てるような配色や形の作品に改良するだけでなく、生の声を聞けるアンケートボックスの仕様についても細やかな工夫が必要なのだと再認識させられる研究会となった。