11月20日
第5回足助病院研究会 開催/作品メンテナンス 実施

2009年の活動報告

第5回目となる研究会は事務所や外来・病棟から8名の職員が出席。1作品の提案と3作品の経過報告を行った。
研究会では報告や提案の他にも病院職員とメンバーが会話を交えながら、企画書の読み込みや試作品のチェックが行われた。和やかな雰囲気の中でも「これはどういった意味があるの?」「ここは変更できないの?」などの議論もされ、双方のより良いものを作りたいという思いが高まっていることを感じた。病院環境の一つとして、また展示作品の一つとして「クオリティーの高いもの」を期待する職員の意気込みを再確認できた研究会となった。

またこの日は、現在足助病院に設置されている展示作品のメンテナンスを実施。現在展示中の本プロジェクトの作品劣化や汚れ、事故の危険性はないかなど状態を点検し、修復や清掃などを行った。
点検をした作品の中には2003年に展示されたものもあり、メンテナンスに参加したメンバーは先輩が残していった作品を前にプロジェクトの歴史を感じているようだった。配布型・参加型の作品では補充や回収などのメンテナンスを終えた後、すぐに参加や利用してくださる方々もみられた。

足助病院との協働を始めて7年。本プロジェクトの作品は足助病院の環境の一部として、利用者の心の中に無意識のうちに根付いているのかもしれない。