1月27日
オリジナル手づくりクレヨンで遊ぼう

2012年の活動報告

今回の取り組みは「描く」以前の描く「素材」を手作りする新しい要素を取り入れた。
デイサービスちよだの取り組みでは絵を描く、ものを作ることだけでなく、全員でそろって挨拶する「集い」、お菓子をつくって「食べる」、「着替え」といった日常の過程を大切にしている。その中で簡単なホットケーキやクッキーづくりに子どもたちの楽しい様子が散見されたこともあり、思い切ってクレヨンを作る工程を試みることになった。

コンロで加熱し、市販のクレヨン、ロウソクを砕いたものをボウルの上で湯煎し溶かす。

クレヨンの原料を溶かしている間、あらかじめ用意した粘土の塊に指などで穴をあけておく。

充分に溶けたクレヨンの原料を火傷に注意しながら、粘土の穴(原型)に流し込む。

15分程で冷えて固まると、オリジナルクレヨンのできあがり!指の生々しい形をしたクレヨンに子どもたちは驚喜する。

子どもたちそれぞれができたクレヨンをにぎりしめ、床面に敷いた布、壁にはった紙の上を走らせる。ちよだ職員ややさしい美術のメンバーが抱っこして紙の上を縦横無尽に駆け巡って描くのが好評で何度も子どもたちは抱っこをせがんだ。

作る工程と描くという二つの取り組みは時間の制限の中で難しい面もあったが、事前の準備が功を成し、子どもたちの遊びへの集中度が高い取り組みとなった。