7月7日
小牧市民病院 緩和ケア病棟 七夕コンサート参加

2017年の活動報告

小牧市民病院緩和ケア病棟にて行われた院内行事「七夕コンサート」に、美術作家の高田裕大さん(緩和ケア病棟にて作品展示中)とやさしい美術メンバーが参加した。

 

今回より院内行事に「やさしい美術」が参加する主旨をチラシにして利用者さんやご家族の皆さんにお知らせしている。

デイルームは短冊や色紙で作られた吹き流しや投網で飾られており、職員、ボランティアの方々で賑わっていた。

 

ゲストのヴァイエオリニストにより演奏があった。

演目は七夕をテーマに選曲されており、なじみのよい美空ひばりの曲などを参加者全員で合唱した。

演奏中はヴァイオリニストが自身で撮影した天の川や山の頂上から見える夜空の写真をもとに映像を製作し、会場のスクリーンに投影した。

 

演奏中、やさしい美術メンバーは利用者さんやご家族に声をかけ、七夕の思い出や綺麗な夜空のお話をし、それらをもとにドローイングを行い、手渡した。

高田裕大さんは「利用者さんやご家族が一緒に演奏を聴いたり、語りあうこの時間を絵にして残す」ことをコンセプトにクレヨンで似顔絵を描いていった。

ご家族が一緒になって演奏を聴いたり談笑している仕草や表情が、クレヨンで柔らかに、かつ鮮やかに描写されていく。

 

これらの作品は利用者さんが自室に飾るだけではなく、利用者さんからご家族へ、お友達にプレゼントするなど人から人へ波紋のように広がっていった。