4月9日
第1回定例検討会 開催

2010年の活動報告

大島青松園が瀬戸内国際芸術祭実行委員会に参入して初めての定例検討会を行った。瀬戸内国際芸術祭会期中、どのように一般来場者を受け入れていくか、具体的に検討し決定していく。また、やさしい美術プロジェクトの大島での取り組み「つながりの家」を進めていく上で必要となる島内のガイドとそのルートや島内でのマナーなども実施モデルを周到に検討していく。

当日は入所者自治会会長、副会長はもとより、国立療養所大島青松園の事務長、福祉室長をはじめ、副園長、看護部長、官用船船長らが出席し、一体感のある会議となった。
今回の検討会では、やさしい美術プロジェクトと瀬戸内国際芸術祭実行委員会による、大島のガイドルートマップ、マナーペーパー、島内の案内方法を提案。その後は一般来場者数と官用船許容乗員数との調整、想定される事態への対処について綿密に議論した。

大島としては、多くの一般来場者を期待し、大島を知ってもらうことを重要としながらも、島全体が医療福祉施設であり、人権啓発の社会的役割を担っていることを認識するべき、との意見もあがり、今後慎重な検討がのぞまれる。

今後は当検討会を定例化し、大島青松園および入所者自治会、やさしい美術プロジェクト、瀬戸内国際芸術祭実行委員会が連携しながら、様々な事態を乗り越えていくことを確認し、閉会となった。