5月22日-23日
第7回十日町病院研究会 開催 / 企画「えんがわ画廊 妻有」搬入

2009年の活動報告

展示企画「えんがわ画廊 妻有」搬入

病室前に設置されたネームプレートに小さな展示台を設置し、定期的に様々な作家の展覧会を行う展示企画「えんがわ画廊」。 今回、その十日町病院版、「えんがわ画廊妻有」が搬入された。今回は、十日町病院の全室(計76部屋)のネームプレートに展示台を設置。素材は暖かみのある杉を使用した。
また、第一弾の展示として企画者:泉麻衣子の立体作品「はなのはなし」を搬入。
不織布などの素材で作られた植物が展示台から芽吹いたように生えている。作品のモチーフとなった植物は、十日町病院職員から聞いた花にまつわる思い出やエピソードを基に制作された。自然物が少ない院内に暖かく爽やかな「妻有」の自然を感じることができる。

第7回十日町病院研究会開催

今回は15の作品・企画プランを提案。徐々に試作品などを見せ提案するメンバーも増え、病院職員からも具体的な意見や質問が上がった。しかし、作品に関しては素材や大きさ、デザインツールに関しては機能や情報の伝達方法など、様々な検討課題も上がってきている。メンバーたちはより良い作品に繋げるため、それらの問題を一つずつ解決していかなければならない。

地元住民説明会開催

研究会終了後、仮設展示を行う「やさしい家」周辺の地元住民を招き、住民説明会を行う。説明会にはディレクター高橋や家主、十日町市職員、大地の芸術祭関係者が参加。高橋を中心に、プロジェクトの説明や「やさしい家」での活動方針、取り組み、を説明した。参加した住民からは、「マナーを守って過ごしてもらえば問題ない」、「病院周辺地域でも取り組みができる可能性がある」など、活動に理解を示す姿が多く見られた。

また、その他にも、二日目には赤塚ベッキヰの企画「足助アサガオのお嫁入り」のアサガオ用のネットを貼付けたり、各自で院内見学や空き家でのミーティング、地元散策を行なった。

やさしい美術プロジェクトは「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ2009に参加しています。参加の様子や詳細はこちらからご覧いただけます。

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