Nobuyuki Takahashi’s blog

手描きっていいね 七ヶ浜町仮設店舗オープン

12月11日
宮城県七ヶ浜町の仮設店舗「七の市商店街」がオープンした。
オープンセレモニーが行われ、豚汁の炊き出しがあり、餅つきでのふるまい、ソーラン節の踊りなどが披露された。500人ぐらいの来場があったとのこと。にぎわい、はなやぎの場。今後の仮設店舗の成功を多くの人が願っている。
私はハンセン病療養所大島にて島で唯一残された木造船の発掘作業や定例検討会のディレクションに追われていたので失礼してしまったのだが、オープンセレモニーにはスタッフ林をはじめ、表札作り以来仮設店舗のワークショップに携わってきたメンバーら5名が現地に駆けつけた。
セレモニーでは完成した看板が燦々と光を浴びていたのはもちろんだが、惜しくも選定されなかった他のデザイン原画も仮設店舗壁面に展示され、多くの人々が心を寄せながら作られた看板であることが表現されていた。
しかし、この短い期間でよくできたものだ。この看板には表に現れない多くの人々の手の間を通ってきた。主役であるデザイン画を制作した被災地域の住民たちやボランティアは言うまでもなく、土台の木を黙々と製材した大工さんやデザイン原画からパスデータを作成したデザイナーたち、吊り看板のデザインと配色をしたメンバーたち、トレース作業をかってでてくれた人々、設置作業をお手伝いしたボランティア、まだまだこの欄には足らない多くの人々の支えがあってできた看板たち。本当に皆さんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。
仮設店舗はオープンしたばかり。今度はいいお客さんとして見守って行こうと思う。私は後日、ゆっくりと現地を訪れる予定だ。