Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 6月 26日のアーカイブ

大島 看板を立てる!

2010年 6月 26日

6:30 夜行バスが高松駅に着く。あいにくの雨だ。でも作業は進めなければならない。瀬戸内国際芸術祭開幕まで私たちに残された時間はわずかだ。
高松駅傍らにあるいつも立ち寄るパン屋さんで朝食。サンドイッチをほおばる。そのあとはサンポートの待合所で時間をつぶす。私は今日明日の作業の段取りを準備。
9:00 桟橋に向かうとこえび隊の小坂くん、末藤さん、崎山さんが矢継ぎ早に集まってくる。AFGの高坂さんが笑顔で送り出してくれる。
9:05 まつかぜに乗船。前田船長が笑顔で向かえてくれる。
9:25 大島に着く。桟橋に作業着姿の井木と泉が待ってくれている。大島に来た。すなおにうれしい。
納骨堂を参拝したあとは、早速荷物運びを始める。文化会館では森をつくる折り紙Morigamiを展示する。福祉室作業部から車を借りて折り紙キット、Morigamiを立てるダボ、使われなくなった家具類をGALLERY 15のストックヤードから運び出す。雨が運搬に向かう気持ちをスポイルする。それでも着実に作業を進めていく。井木と泉はカフェの設えを徹底的に打ち合わせる。店の運営、人の導線などなど。
私たちはギャラリーに戻り、梱包して運んだGALLERY 15の看板を開梱してギャラリー前に運ぶ。私が指示した位置に看板を据えていく。イメージ通りだ。看板が立つことによって、建物の位置づけが大きく様変わりする。
12:30 昼食の時間をとる。ここでこえび隊の皆さんとディスカッションする。大島を外に開いていくために私たちは何をしなければならないか。ボランティアでガイドを担当する人と、取り組みを運営する人との情報の格差や経緯を含めた決定事項の共有が大事だ、との意見もあがる。特に末端で一般来場者と直に接するガイドを務めるプレッシャーはとても大きい。そのプレッシャーをはね除け足腰の強い活動としていくには、問題を個人がためこむことなく体験の共有をはかることが大切だ。
14:00まで議論は続いた。これほどまでに大島のことを考え、{つながりの家}の取り組みに真摯に向き合う方達が集まってくれるのをただ感謝するのみである。午後の作業にうつる。私は文化会館に置いた家具類をレイアウトしてMorigamiを植えていく設えを決定していく。使われなくなった家具類を大地、山に見立てて森を育んでいくイメージだ。ある程度指示をしたあとは私はGALLERY 15のスピーカーシステム設置の仕上げにとりかかる。点吊りでスピーカーユニットを取り付けていく。再度音のバランスをみる。床置でバランスをはかったが、天吊りにすると音の指向性は微妙に変化する。その微妙な変化を聞き取りながら、最後の微調整。ここだ、というバランスに出会う。
15:30 雨が小降りになってきたのを見計らってカフェの看板を取り付けることにする。トタンを塗装した錆び止めペンキの色とマッチした看板は色も大きさもそしてデザインも申し分ない。最高のできばえだ。しばし看板の完成をよろこぶ。
ギャラリーに戻り作業の継続。
16:00 いつの間にか時間は過ぎていく。こえび隊の皆さんが帰る時間だ。桟橋まで見送りに行く。雨脚が強くなってきて、傘なしで見送りに行った私に「風邪をひいては大変なんで、見送り、大丈夫です。」とこえび隊の末藤さんからやさしい声をかけていただく。
(お言葉に甘えて。また明日もよろしくお願いします)
その後もギャラリーに戻りセッティング作業を続ける。
夕食後もセッティングの作業。
22:30 お風呂にはいる。
その後も作業。
1:30 就寝。

設置の終わったカフェの看板

仮置きした看板