Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 12月 3日のアーカイブ

retrospective

2009年 12月 3日

やさしい美術プロジェクト、元リーダーの川島がグループ展を開いている。この日しか時間がとれない。17:20大学を出て一宮へ。
18:15 グループ展会場の「つくる。」に着く。庄屋さんのお宅だろうか、大きな古民家が現れる。既に暗くなっていたので家屋がシルエットで浮かび上がる。すぐにそれとわかる、2階の窓に見覚えのある映像が投影されている。川島が「やさしい家」の窓に投影し、病棟の患者さんが鑑賞した作品だ。昔ながらの上がりかまちから部屋にあがる。家屋の中に溶け込むように絵画、映像作品が並ぶ。
懐かしさの反面非日常的とも思える日本的な空間、時間の蓄積を感じる家。手持ちの作品を携えてやってくるという感覚で挑めばたちまちその存在感に飲込まれる。空間は生き物なのだ。失敗してもいいのでこの家とのやり取りのあとがもっとあってもよかった。

retrostpective展会場の「つくる。」

retrostpective展会場の「つくる。」