Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 3月 25日のアーカイブ

卒業式 贈られた花

2010年 3月 25日

今日は卒業式だ。9:00大学着。卒業生の名簿を確認する。私はコースを代表して学生名を呼び点呼する。
式が終わったあとに十日町病院とやさしい家での取り組みで広報チームを担当したでんでんのメンバーたちが記念撮影しましょう、と声をかけてくる。皆、スーツに袴、特に女性はきれいにお化粧をしていてとってもすてき。まぶしい、照れくさい、うれしい、さびしい…。なんかよくわからない感情がふつふつとわき起こる。
コース別の卒業証書の授与を終え、すぐにプロジェクトルームへ。できあがった活動報告書を卒業生たちに渡すためだ。越後妻有アートトリエンナーレ2006に初めて参加した時、彼らは大学一年生。越後妻有アートトリエンナーレの話をしても、そこで展開した活動を語っても全く無反応だったのは、知らないだけでなく、アートやデザインへの関心も薄かった。それが越後妻有アートトリエンナーレ2009では4年生になり、活動を牽引したのである。20歳代前半、成長の伸びしろは限りない。そしてこの年代で経験し、鍛え上げられた感覚は一生忘れない。
夕方から私の受け持つ交流造形・メディア造形コースの謝恩会に招待されたので春日井駅近くの居酒屋に行く。そこで学生から花束を渡され、感激。コメントください、と学生に言われたが、何も言えなかった。学生には日頃の授業、相談の時間で私はできうる限りアドバイスをしてきた。言いたいことは全部言ってきた。それが私の仕事だから。
花って贈られる側に立つと、うれしいもんだね。4年間お疲れさま。ありがとう。
謝恩会会場に行くためスクールバスに乗る