Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 8月 18日のアーカイブ

ズンドコ節

2010年 8月 18日

今日も快晴。
朝一便でAFGの高坂さんと原さん、スタッフの新妻さんが9月4日開催のコンサートに関する打ち合わせで来島。ガイドはこえび隊の稲葉さん1人に任せる。彼女の落ち着いた解説はすっと耳に入ってきて心地よい。頼れる人だ。
コンサートは二隻の船がピストンしてお客さんを運ぶ予定。その間ギャラリーとカフェをどのように運営し、ご案内するか、通常とは異なる対応をどのように構築するか詳細にわたり打ち合わせる。それとともに大島についても語り合う。大島で暮らす人々にとってコンサートはどのようなものとなるのだろう。はかりきれないながらも想像力をはたらかせてみる。大島に来ていただいた人々、大島の住民がたのしめるものにするために必要なことだ。
14:00 研究で大島入りしていた小坂くんから電話がある。脇林さん宅にいるとのこと。大島の写真部を代表する1人で最近亡くなられた入所者赤松さんの写真を広げて見ているとのこと。センター52寮に行くと、脇林さんと一緒に小坂くん、稲葉さん、新妻さんが廊下で写真を並べて眺めている。膨大なネガの数。プリント写真も多い。ここではらちがあかないということで福祉室作業長にお願いしてトラックを借り野村ハウスに運ぶことにした。「肩の荷が降りた」とおっしゃる脇林さん。今度は私の肩にどっしりとかかる。
野村ハウスで小坂くんと稲葉さんで写真の発掘作業だ。特に古い写真には資料的にも貴重なものがある。前の代の納骨堂の写真がある。ギャラリーとして活用している15寮をはじめ、10寮からの基礎工事から建て方までを記録した写真もある。いくつかのテーマに分けて企画展が開けそうな量である。
16:15 「写真をもっと見たい。」後ろ髪をひかれながらこえび隊の皆さんは高松にもどる。
17:45 写真の整理を一区切りとして職員食堂2階へ。
18:00 カラオケ大会開催。入所者大智さんの声かけで入所者、職員を含めた9名で楽しく会食。食事の後はカラオケを歌いまくる。氷川きよしが大島ではもっともポピュラー。私は演歌が苦手だけれど、2〜3曲歌う。声がいいね、とお褒めいただく。恐縮ですー。
22:00 締めはやはり氷川きよしのズンドコ節。これを全員で歌いながら肩を組み、踊る。なんとも楽しい大島の夜。さりげなくこえび隊の面々もカラオケ大会に来たいと思っていることを大智さんに打ち明ける。
ほろ酔い気分で野村ハウスに戻る。写真の整理を続ける。
大島の夜は更けていく。